粘菌で2度のイグノーベル賞を受賞した日本人

■粘菌の輸送ネットワークから都市構造の設計理論を構築

(2008年 イグノーベル認識科学賞)
(2010年 イグノーベル交通計画賞)

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■受賞した人

中垣俊之(北海道大電子科学研究所教授)

 

■2度のイグノーベル賞

なんと日本に2度のイグノーベル賞に輝いたとんでもない人がいます。イグノーベル2度の受賞はこの記事を書いている2015年度までに2人しかいません。

 

いずれの受賞も粘菌に関する研究で、落ち葉の中など暗いところに生息するアメーバ状の粘菌「モジホコリ」。脳を持たないこの単細胞生物が、実は芸術的ともいえる特技を持つ事を証明して見せました。

 

■粘菌を使った2つの実験

第一の実験
迷路の入口と出口それぞれにエサを置き、複数のルートの中から「モジホコリ」が最短経路を
選び出すことを示し、イグノーベル認識科学賞を受賞しました。

 

第二の実験
次に関東地方に見立てたミニチュアモデルをつくり、都市の代わりにえさを置き、山や湖などがある場所にはモジホコリが苦手な光を当てて、エサを求めてモジホコリがどのように広がっていくのかを実験しました。

 

その結果、モジホコリはJRの鉄道網に似た形状に広がり「粘菌も鉄道網を設計することが出来る」ことを証明しイグノーベル交通計画賞受賞しました。どちらの実験も大変目の付け所がユニークで管理人もお気に入りの実験です。

 

■管理人の個人的な感想

特に2つ目の実験から、人間が計画して設計した道路交通網も、場当たり的、もしくパッチワーク的に作った道路交通網もそんなに違いがないことが分かります。というより、効率の悪い交通網は自然と消滅し、効率の良い部分がより太く大きくなるといったことでしょうか。

 

実は受賞した中垣教授は30歳で製薬会社を辞め、研究者を志した変わった研究者です。山や川を歩き回って植物から昆虫、石まで採集して、研究に没頭していたそうです。3回目のイグ・ノーベル賞の受賞を期待するのは管理人だけではないはずです。
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