民主主義の新しい議論の方法を示した台湾議会にイグノーベル平和賞

新しい民主主義のあり方を示した台湾議会

large

1995年 イグノーベル平和賞)

■受賞した人

台湾国民議会

 

■受賞理由

言葉だけが民主主義を構成するわけでなく、暴力と言う議論の方法の可能性を示した台湾議会にノーベル平和賞が贈られました。

 

■イグノーベル平和賞への道

中国との政治的背景もあり難しい政権運営の舵取りのなか、台湾の選挙法が緩和され、野党の存在が認められて間もない頃にその事件は起こりました。

 

70歳から80歳の老いた古参議員の有名無実ぶりに新風を吹き込んだのは、民主進歩党の朱高正(チュー・カオチョン)議員です。

 

議会のテーブルの上で大立ち回りを披露した朱議員の行動は、後に台湾国民議会の伝統となった乱闘の発端となりました。

この乱闘で朱高正が有名になると、後に続くようにして王兆委(ワン・チャオウエイ)が行動を起こします。王は、古参議員用に用意された昼食のテーブル計7つを派手にひっくり返し、一躍有名となったのです。

 

彼らとて、最初からこのような暴挙に出たわけではありませんでした。最初こそ穏便に、口頭での説得で(ろくに仕事をしない)古参議員を引退させようとしていましたが、聞くはずもありません。

 

結果、殴る・蹴る・罵るという物理的な説得で以って古参議員を引退させることに尽力し、議会を根っこから変えようと奮闘したのです(単純に欲求不満の解消のため、抵抗勢力を使ったともいいます)。

 

そして近代民主主義に暴力という要素を取り入れ、その伝統を守り続けている偉業を称えられ、台湾国民議会はイグノーベル平和賞を受賞することとなったのでした。

 

更に、2014年には、台湾の学生デモ隊が立法府(日本で言うところの国会議事堂)を占拠し、大多数の人がこれに賛同するなど、国全体で素晴らしい伝統を守り続けています。個人的見解ですが、この学生デモにもイグノーベル平和賞を与えて欲しかったです。

 

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です