恐怖の独裁者のアミューズメントパークにイグノーベル平和賞

■アミューズメント・パーク「スターリン・ワールド」

2001年 イグノーベル平和賞)

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■受賞した人

ビリウマス・マリナウスカス(リトアニア、グルタス)

■受賞理由

 

旧ソ連の独裁者を称え、家畜用車両に乗って建物見学の出来る画期的なアミューズメント・パーク「スターリン・ワールド」の建設を称えイグノーベル平和賞が贈られました。

 

■イグノーベル平和賞まで

周囲を有刺鉄線で囲まれ、ところどころに監視塔がそびえ立つアミューズメント・パーク「スターリン・ワールド」。ヒトラーと並ぶ旧ソビエト時代の恐怖の独裁者であるスターリンのテーマパークです。(スターリン時代の詳細はあまりにも惨たらしいので、割愛します。)

 

スターリン時代の大粛清にて使用された政治犯収容所を真似た施設をオープンしたのは、マッシュルームのビジネスで財を築いたビリウマス・マリナウスカスでした。

 

正式名称「グルタス彫像パーク」では、ソビエト時代の軍歌をスピーカーで流し、花崗岩やブロンズでできたレーニン、スターリンなどの彫像を展示しています。マリナウスカスはソビエト陸軍に入隊していた時期もありましたが、特別旧ソビエトに愛着を感じていたわけではありませんでした。

そしてそんな自分ならば、このかつて競売にかけられていた彫像たちを使って何かおもしろいことができるのではないか、と考えたのです。スターリン・ワールドの建設に対し、当然反対の声も存在しました。

工事現場にブロックを投げ入れるという物理的な嫌がらせもあったと言います。

 

しかし相手は人生の大半を共産党政治局員として過ごした、筋金入りの猛者です。そんなマリナウスカスを止める、というのが、土台無理な話でした。

 

授賞式にて、マリナウスカスは次のように話しています。「“百聞は一見に如かず”とは普遍的な原則だと思います。皆様も、是非一度リトアニアを訪れ、スターリン・ワールドにもいらしてください」

 

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