バナナの皮の滑りやすさの科学的証明

■バナナの皮はなぜ滑るのかの実証実験

(2014年 イグノーベル物理学賞)

 

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■受賞した人

馬渕清資(きよし)教授・(北里大学)

 

 

■バナナの皮の滑りやすさの実証実験

馬渕教授は、バナナの皮を測定器の上で踏みつけて、摩擦係数を測定しました。その結果、皮の内側を下にして踏みつけると、摩擦係数は約1/6しかないことが判明しました。

 

この実験でバナナの皮の内側に存在するゲル状物質を含んだカプセル状の組織が、踏まれた圧力でつぶれ、にじみ出た液体が潤滑効果を高めることが突きとめられました。

 

最初、バナナの皮で滑るギャグって日本人にしか理解できないのではということを疑問に思いましたが、どうやらバナナの皮で滑るギャグや世界共通のようです。日本発祥のギャグではなく、チャップリンの映画で世の中に広まったという説もあるようです。アメリカでは実際にバナナの皮で滑って怪我をしたなどと新聞の報道にもあったとのことで、はやりこれは全世界共通のようです(管理人は幸か不幸かバナナの皮で滑ったことはまだありませんが)。

 

この実験が何の役に立つのって世界中の人が突っ込んだと思いますが、この成果を人工関節の摩擦を減らす研究に役立てたいとしています。ちなみに実験にあたり、遊んでいると思われることを恐れ、家族にも言わずにほとんど1人で研究したそうです。

 

研究室で一人でひたすらバナナの皮を踏む物理学の先生を想像するとなんだかおかしくなりますね。ちなみに教授はイグノーベル賞の授賞式で壇上でバナナを皮を剝いています。

 

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犬の言葉が分かる「バウリンガル」の開発

■犬語翻訳機バウリンガルの開発

(2002年 イグノーベル平和賞)

 

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■受賞した人

佐藤 慶太(株式会社タカラ社長)

鈴木 松美(日本音響研究所所長)

小暮 規夫(小暮獣医病院院長)

 

 

■バウリンガルが出来るまで

人間と犬とはもっとも古い友達であると言われていますが、その両者の間にはどうしても越えられない壁がありました。そうです言葉によるコミュニケーションです。しかしバウリンガルの誕生でついにその壁を越えることが出来ました。

このバウリンガルは各分野の専門家の協力と膨大な資料に基づき完成したもので、決して適当に作られたオモチャではありません。

 

まず、鈴木所長は音声音響の専門家で様々なタイプの音声・音響の分析を続け、ついにはイルカや犬の鳴き声の意味の特定に成功しています。また、少し古いですがグリコ森永事件の犯人「怪人21面相」の捜査協力なども行っているようです。

 

次に小暮医師ですが、長年犬の行動を研究し、その分野の権威とまで言われている方です。そしてタカラのプロジェクトチームが力を合わせて犬語を日本語へ翻訳する回路を製作しました。

 

しかし、国によって使用される言語が違うように、犬も犬種によって鳴き声の意味が違ってきます。膨大なデータの検証によってバウリンガルは何十類もの犬種に対応する翻訳機として完成しました。

 

バウリンガルの発明によって、人類と犬の2つの種族はより強い絆で結ばれ、平和的共存の方法を示した偉業に対しイグノーベル平和賞が贈られました。

 

 

■イグノーベル賞授賞式

受賞者は会場にバウリンガルを持ち込み、犬の着ぐるみをつけた人物と会場に入場しました。イグノーベル賞の受賞によってかどうかは定かではありませんが、バウリンガルには予想をはるかに上回る注文が殺到し、工場はフル稼働状態になったそうです。

 

さらに後日、日本語のみでなく「バウリンガル英語版」と「バウリンガル韓国語版」も発売されました。

 

 

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