手かざし治療の実証実験

■手かざし療法による科学的教育の重要性

(1998年 イグノーベル科学教育賞)

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■受賞した人

ドロレス・クリーガー

(ニューヨーク大学名誉教授)

 

 

■受賞理由

手かざし療法につき著書を出版し、かつニューヨーク大学の看護学科で手かざし療法を教え、他の看護学校にもカリキュラムに入れるように積極的に働きかけた。その功績によりイグノーベル科学教育賞を授与されました。

 

■クリーガー教授の実証実験

手かざし療法の権威者(エスタバニー大佐)が、脱脂綿に手をかざすと磁気を帯び、一年以上経ってもエネルギーの放出が止まらないことを突き止めました。

また、大佐のもとで修行を積んできるとき、クリーガーが手かざし治療を行うと患者の赤血球中のヘモグロビン値が大きく変化したそうです。

 

■9歳の女の子による反証実験

ちょうど、学校の科学の自由研究のテーマを探していたエミリー(9歳)は、この手かざし療法に目をつけある実験を行いました。それは有名なヒーラーを訪ね、自分のエネルギーを感知できるか確かめるというものでした。

 

エミリーはダンボールでついたてを作り、それに穴を開けヒーラーにそこから手を出してもらいました。ヒーラーが見えない状態で、エミリーが手を近づけそのエネルギーを感知できるかという簡単な実験でした。

 

実験結果は誰一人エミリーのエネルギーを感知できませんでした。その実験結果はアメリカの非常に権威のある医学情報誌「アメリカ医学協会ジャーナル」に掲載され大変な反響を呼びました。そして、手かざし治療を行い非常に高額な治療費を請求している病院が多数あることが明るみに出て社会問題に発展しました。

 

■イグノーベル賞授賞式

受賞者であるクリーガー教授が欠席する意向を表明していたため、代わりにエミリーが授賞式でのスピーチを行いました。(このときエミリーは11歳)。両親とともにやってきたエミリーは素晴らしい基調講演を行ったそうです。

 

管理人の個人的な感想

基本的にアメリカ人はバカなので、その類の話は特に驚かないのですが(アメリカの教育委員会は進化論を学校で教えないこととし、イグノーベル科学教育賞を受賞しています)、教育水準の高い日本でも信じている人は本当に多いです。

 

ちなみに手かざし治療となってますが、直訳ではエネルギー療法となります。掌からパワーを出すのは万国共通ですね。そういえば中国にも気功による治療がありましたね。

 

科学的思考の大切さを教えて頂いたクルーガー教授に感謝する次第です。あと個人的にですが大学教授って(好まずに)何人かと関わったことがありますが、どうしてあんな風なんでしょうね(笑)。

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発砲せず口で「バーン」と言うイギリス海軍(笑)

■口頭による銃声を採用したイギリス海軍

(2000年 イグノーベル平和賞)

 

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■受賞した団体

イギリス海軍

 

 

■受賞理由

イギリス海軍では、予算の節約のため海軍砲術学校の訓練生が訓練を行うに当り、実弾の代わりに口頭で「バーン」と叫ぶ訓練を行っています。この行為は世界の平和と静寂におおいに貢献したためイグノーベル賞が授与されました。

 

■イグノーベル賞の授与にあたって

イギリス国防省の発表では、この訓練によって3年間で約500万ポンドの予算節減が出来るとなっています。しかし実際に訓練を行う訓練生にとっては恥ずかしい気持ちが少なからずあることでしょう。

 

今回の受賞はあくまで砲弾の号砲の擬音化であり、銃を使った訓練では行われていません。さすがに陸軍の戦闘訓練が「バーン」「バンバン」ではあまりにも悲惨です。

 

ちなみに、ドイツも同じような擬音化訓練を行っていると主張し、ドイツ国民からドイツとイギリスの共同受賞とするべきとのクレームが授賞式の1週間前にあったそうです。

 
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