瞑想による犯罪抑止にイグノーベル平和賞

■瞑想による犯罪の防止

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1994年 イグノーベル平和賞)

■受賞した人

ジョン・ヘーゲリン(マハリシ経営大学)

 

■受賞理由

超越瞑想によりワシントンDCの犯罪を未然に防いだ功績に対し、イグノーベル平和賞が贈られました。

 

■イグノーベル平和賞への道

ジョン・ヘーゲリン氏は素晴らしい人物です。一人ひとりの意識を変えることでしか、社会全体を変える事が出来ない。そのために何が出来るかを常に考える人物です。ヘーゲリンは、犯罪問題についてどうすれば解決できるのか常に悩み、そして心配していました。これは本当のことです。

 

ヘーゲリンは自然法則党という党の候補者としてアメリカ大統領選挙に出馬したこともあります(結果は幾度も落選)。またマハリシ経営大学の物理学教授であり、科学技術および公共政策センターの所長も兼務するジョン・ヘーゲリンは、自称するところ、傑出した人物でもあります。

 

そんな彼が犯罪抑止の切り札としてたどり着いた答えが瞑想による犯罪パトロールでした。深遠な瞑想、ヨガ空中浮遊の実践者として、これらが犯罪を防止することができるものだと訴えたのです。

 

これを証明するために、ヘーゲリンは199367日から730日までの間、世界中から集めた4000人もの瞑想家の協力のもと、ワシントンDCの周辺で瞑想と空中浮遊をこころみました。

 

この4000人は、早い話がヘーゲリンにお金を渡され、「ちょっと瞑想しながら空中浮遊してくれよ」と頼まれた人たちです。管理人も頼まれて近くに住んでいたら行ったかもしれません。ヘーゲリンは、ただこれだけで犯罪率は低下すると信じて疑わなかったのです。

 

結果どうなったのか。ヘーゲリンの中では、この実験は大成功に終わりました。瞑想しながら空中浮遊をしている間、ワシントンDCの犯罪率は18%も低下したのですから。

 

もっとも現実では犯罪率が低下するどころか、期間中に殺人事件発生率が過去最高を記録したほどだったわけですが(それはそれで凄い運の持ち主です)

 

全てはジョン・ヘーゲリンの計算がはじき出した「18%」であり、ジョン・ヘーゲリンだけが得られた「大成功」という結果だったわけです。アメリカ人にありがちなズレまくった東洋思想ですが、これを大学教授にやられると生徒達はあまりにも可愛そうです。一日も早く目を覚ましてくれること望みます。

 

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民主主義の新しい議論の方法を示した台湾議会にイグノーベル平和賞

新しい民主主義のあり方を示した台湾議会

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1995年 イグノーベル平和賞)

■受賞した人

台湾国民議会

 

■受賞理由

言葉だけが民主主義を構成するわけでなく、暴力と言う議論の方法の可能性を示した台湾議会にノーベル平和賞が贈られました。

 

■イグノーベル平和賞への道

中国との政治的背景もあり難しい政権運営の舵取りのなか、台湾の選挙法が緩和され、野党の存在が認められて間もない頃にその事件は起こりました。

 

70歳から80歳の老いた古参議員の有名無実ぶりに新風を吹き込んだのは、民主進歩党の朱高正(チュー・カオチョン)議員です。

 

議会のテーブルの上で大立ち回りを披露した朱議員の行動は、後に台湾国民議会の伝統となった乱闘の発端となりました。

この乱闘で朱高正が有名になると、後に続くようにして王兆委(ワン・チャオウエイ)が行動を起こします。王は、古参議員用に用意された昼食のテーブル計7つを派手にひっくり返し、一躍有名となったのです。

 

彼らとて、最初からこのような暴挙に出たわけではありませんでした。最初こそ穏便に、口頭での説得で(ろくに仕事をしない)古参議員を引退させようとしていましたが、聞くはずもありません。

 

結果、殴る・蹴る・罵るという物理的な説得で以って古参議員を引退させることに尽力し、議会を根っこから変えようと奮闘したのです(単純に欲求不満の解消のため、抵抗勢力を使ったともいいます)。

 

そして近代民主主義に暴力という要素を取り入れ、その伝統を守り続けている偉業を称えられ、台湾国民議会はイグノーベル平和賞を受賞することとなったのでした。

 

更に、2014年には、台湾の学生デモ隊が立法府(日本で言うところの国会議事堂)を占拠し、大多数の人がこれに賛同するなど、国全体で素晴らしい伝統を守り続けています。個人的見解ですが、この学生デモにもイグノーベル平和賞を与えて欲しかったです。

 

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